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男子手芸部 ケンタロウ編 アノネ×ハッピートイズ
こんにちは。ハッピートイズプロジェクトの参加キットを手掛けている『Couturier[クチュリエ]』の“ケンタロウ”です。フェリシモの男子が“男子手芸部”として活動しているので、僕も部員としてプロジェクトに参加しました。
僕が挑戦したのは、アノネ×ハッピートイズのコラボで誕生した、ミニうさぎバージョン! 通常の「ハッピーうさちゃん」より小さいうさぎです。
できあがり見本作品をくらべてみると大きさの違いがよくわかります。ちょうど親子みたいでしょ。小さいから簡単かな?とか早くできるかな?とか思いますが、型紙を写したりする作業工程数は同じです。しかも縫い線の長さは短いけれど、縫い線のカーブは急になるのできれいなカーブが出せるのだろうかと期待と不安が入り混じります。
※写真の部分をクリックすると拡大写真もご覧いただけます。
『ano:ne[アノネ]』×ハッピートイズだからこそ生まれた、ミニバージョンのうさぎちゃんの型紙は販売を検討中です。ご案内が決まりましたら、このブログやハッピートイズのメールマガジンでお知らせします。
さて、製作です。
『ano:ne[アノネ]』のブランドのひとつ、キュートな『anie minee [エニーミニィ] 』のハギレで作ることにしました。型紙を写していよいよ縫製です。想像通り、縫い合わせる長さは短いのですが、逆にその分少ない縫い目でしっかり仕上げないといけないところが集中力の見せどころ、ていねいに作らないとガタガタになってしまいそうです。
以前にもパッチワークタイプのハッピートイズを作ったことがあるので、基本的な作り方の記憶を思い起こしたり、失敗した箇所を思い返しながら、そそっかしく、ついつい読み飛ばしてしまう作り方説明書も読み解きながら注意して作ります。
続いて胴です。以前作った時に挟み込むのを忘れたり、やり直したけれど逆に挟んでしまって、表に返したら中向きに縫い付けてしまった「シリアル番号入りタグ」も気をつけて縫いつけました。
なんだか調子付いてきました。気がつくとずいぶん時間が過ぎていました。やっと各パーツができてきました。休憩したら、また明日!となってしまいそうだったので、ゆっくり休息したりぜずに作りました。運動部的部活ノリです。結構進みました。小さな手足の“コの字とじ”に苦労しました。集中が切れてきたのか何回も針を刺して痛い目をみました。
ガンバったかいもあって、なんとここまできました! 一気にうさぎっぽくなりました。
かなり疲れがたまってきましたが、もう締め切りまで時間がないので、ここは根性です。ひと息ついて手を休めたら製作を明日にまわしてしまいそうな気がしたので、弱い心に負けじと作り続けました。ここがいちばん苦しい時間でした……。マラソンの峠越えの気分です。そして、とうとうぬいぐるみっぽい姿に!
完成が見えてきて、テンションアップ!! がぜん元気が出てきます。
おっと、ここで気づきました。口の刺しゅうを忘れていました。どうしよう……。☆荒技!! 首の後ろ(頭と胴の縫い合わせ)から針を入れて作りました。ここには首輪のリボンで隠れると思いました。(^^;)
いかがですか? 使った生地はTシャツの生地で伸びるので少々てこずりましたが、やはり自分で作ると親バカ気分でかわいく見えてしまいます。なんだか送り出すのが惜しくなってきました。ギリギリ間に合ったハッピートイズ作りでしたが、完成の瞬間は、スポーツにも似た充実感。心地よい疲れで、今日はよく眠れそうです。
みなさまの製作はいかがですか? フェリシモの男子手芸部の中にもあとちょっとで完成!という人がいます。ぬいぐるみの送付に少し猶予があるということでしたので、あとひと息の方は、あきらめずに作ってフェリシモへ送ってくださいね。