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KAYACOさんの素敵な「夏うまカップル」製作記☆その1
毎年のように素敵なハッピートイズを作ってくださるスタイリストのKAYACOさん、2013年のキャラクター「ランRUNうまくん」のフォト&制作記をお送りいただきました。
今回より、KAYACOさんのかわいいうまくんをご紹介いたします。
中村 かやこ(なかむら かやこ)さん
洋服・雑貨のスタイリスト
キャラクターとそのコスチュームのデザイン・制作
http://www.cosmic.cc/
※今までのKAYACOさんの作品はコチラ。
2006年の“ジジくん”、2007年の“セレスティーヌ”、2008年の“ミーシャ”、2009年の“フレッド・リヴィングストン教授”、2010年の“うさぎ三姉弟”、2011年の“双子のトナカイさん”。物語風になっていてとってもかわいいですよ。
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夏うまカップル制作記
こんにちは。KAYACOです。
『FELISSIMO HAPPY TOYS PROJECT』の「ランRUNうまくん」制作に参加させていただきます。
今年は〈夏うま〉と〈冬うま〉の二期作だっ! と意気込んで
お盆休みで〈夏うま〉完成の予定でしたが……
「今年の夏が暑すぎるから ……」という理由で(←ウソです)、
急に涼しくなった9月初めに、やっと〈夏うまカップル〉が完成しました!
以下、制作ウラ話など……
まずは最初のお楽しみ、素材選び。
過去6回の制作時はお洋服がちゃんと見えるように、ボディーは単一の生地でつくるという私流を貫いてきましたが、今回はじめて複数の生地でつくるというホントのパッチワークに挑戦しました。
※写真の部分をクリックすると拡大写真もご覧いただけます。
カップルそれぞれの無地色をピンク(ソフトデニム)とグリーン(麻混)に決定。
素材感は違うけど、この2色の組み合わせはかなり好き。
最終的にカンタンな洋服をつくる予定なので、色柄がウルサクなりすぎないように柄布をチョイス。
ピンクの無地はウラも使いたかったので、それぞれ4種類にするため最終的にはグリーンのほうに小花柄をプラスしました。
数種の生地を使うと当然、どのパーツにどの生地を使うか考える必要があって、これが結構楽しい! ということを今さらながら発見。
型紙の向きを間違えないようにカットしたら、ひたすら縫い合わせる。
愛用のミシンは母から受け継いだ三十年モノ。
今時のたくさんの技はありませんが、微調整ができて家庭用のわりにはパワーのあるすぐれものです。
修理しながら大事に使ってますがハードワークのせいか、最近縫うスピードがやや遅くなってきました。
このあたりも「私、もうパキパキは走れませんの……」と言っている感じがアナログ的でカワイイ。
話がちょいそれましたー。
パーツが次々縫い上がると楽しい。なくさないように箱に放り込みます。
ケーキ屋 さんのかわいい箱です。
全パーツ縫い終えたら、ミシンはひとやすみ。
次は、ひたすら綿ツメ作業に没頭します。
同じ型紙でつくっているのに、いつも私の子たちはちょっと大きいらしい。
それはたぶん、今までニットウールやツイ ードの生地を使っていて、綿を詰めると少し伸びることと、その上かなりしつこくみっちりと綿を詰めるからでしょう。
今回使ったグリーンの麻や柄のブロードは伸びない生地ですが、できるだけグイグイ綿を 詰めます。
どこでやめるかの目安として、腕と脚は重さをはかって左右をそろえます。
几帳面につくるためというより、1グラムを調整したりすることを楽しんでる感じです。
全パーツ詰め終わり。ボタンも選んでいよいよ仕上げ。
実はこの段階で数日間ほったらかしに。箱づめのバラバラボディーだ!
完成!
ピンクのソフトデニムのみ少し伸びる素材だったため、うまガールのほうがちょっと大きいです。
鼻の穴の開き具合とか口の位置や形にも差をつけて、性格づけしてみました。
ただ、私にはウマというより小カバ怪獣にしか見えません。つまりブースカ系。
まあ、愛きょうはあるかな?
上と後ろからもパチリ。
しっぽは二つ折りにしたものを、あえて逆方向につけてみました。
ふさふさ感を出すつもりが、箒(ほうき)のようにも見えますねえ。
ボーイのたてがみはテキスト(作り方説明書)どおり縦切り込みを入れて、ガールはそのままにしてみました。
マルっとカールした髪みたいで女子っぽい?
カラフルなボディーを生かせるお洋服にするための素材探し、最後のお楽しみです。
ガールは自慢のボディーカラーがスケスケのお花レース。
ボーイは色と織りに特徴がある生地、実はドイツから来たディッシュクロスです。
どんなお洋服になるかは次回のお楽しみ。
ふたりのなまえもこれから考えますね。
最後に数字の情報を……
綿詰め前の体重 → 完成後 綿の重さ
ボーイ 30g 185g 155g
ガール 46g 188g 142g
どちらにもテキスト(約80g)の2倍近くの綿がみちっと詰まっています。
でも、不思議? 大きく見えるガールのほうが綿の重さが10g以上軽い。
やっぱり、女子は体脂肪が多いってこと!?
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ボーイとガール、鮮やかな色合いのパッチワークがすごく素敵です! 綿たっぷりのぷっくりボディがなんともかわいいですね^^ 綿を計られているを初めて見ましたが、おもしろい結果になりましたね~。今度、私も計りながらやってみようかなと思いました。
KAYACOさんの作品は、「兵庫・三宮会場」に展示しています。ぜひ実際に会場でご覧になってみてくださいね。
次回はお洋服や小物の回をお届けしますので、お楽しみに!!
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